【ののの】望みの種類
望みの種類
前回は当ブログでの「望みの定義」を確認しました。
tasaki-shino-zakki.hatenablog.com
「望み」とは、食欲・睡眠欲・性欲の「3大欲求」とその他の「欲望」のこと。
その「望み」を整理して、自分にとって本当に大切な望みを見つけることが「望みの整理学」の目的です。
復習される場合は、「もくじ」からどうぞ。
さて、今回は「望みの種類」を見ていきましょう。
「望み」は大きく3種類
自分の欲望が必要かそうでないかを判断するために、その望みがどんな姿かたちなのかを把握する必要があります。
そこで「望み」を3つに大別してみます。
- 「したい」
- 「なりたい」
- 「ほしい」
どれも感覚的に理解できると思いますが、私なりの解釈を一つずつ説明します。
「したい」望み
「食べたい!」「寝たい!」「エッチしたい!」の「3大欲求」は、すべてこれですね。
私たちは日々、この望みによって行動し、生活を営んでいます。
それはほとんど無意識。
朝になると「起きたい」「顔を洗いたい」「ご飯食べたい」「歯を磨きたい」「トイレしたい」「仕事(学校)へ行きたい」・・・・・・
次から次へと望みが生まれていきます。
その度に行動を起こして、望みを叶えます。
つまり「したい」望みとは、行動することで満たされる望みなのです。
「なりたい」望み
「プロのサッカー選手になりたい」「あの人のようになりたい」「お金持ちになりたい」などなど。
理想の姿に近づきたい、という気持ちが「なりたい」望みです。
これは将来の夢や、尊敬する人への憧れとも言えます。
大抵は、自分の「したい」ことをしてしく中で、その道のプロの存在を知り、その人のように「なりたい」と望むことが多いです。
逆もありえます。
アイドルなどキラキラした存在を目の当たりにし、「こんな人になりたい!」という気持ちから、そうなるために歌やダンスなどを「したい!」というモチベーションにつながります。
この理想像があることは生きていく上で、非常に重要だと思います。
それを目標にして努力できるからです。
しかし、誤ってズレた認識をしてしまうと・・・・・・これは後日書くことにします。
「ほしい」望み
「ソファがほしい」「新しいパソコンがほしい」「むしろお金がほしい」「いやいや時間がほしい」などなど。
形あるモノから、ないモノまで。
生活の必需品から、趣味の道具、愛とか友情とか、そんなものまで私たちは欲しがります。
それも「足りないからほしい」ときもあれば、「持っているけどほしい!」ときもあります。
それを買えるお金があればいいですが、まず「そのお金がほしい」こともしばしば。
そしてお金で買えないモノもありますよね。
他人に対して「こうしてほしい」と思うのも、この種類に分類されるのではないでしょうか。
「望みの種類」あるべき形
「したい」「なりたい」「ほしい」という3つの望みの種類を紹介しました。
私たちは常に、この3つの望みを抱えながら生きています。
もちろん全ての望みを叶えているわけではありません。
ある望みを満たすために、他の望みを捨てなければならなかったり。
望みを叶えたいけど、時間やお金などに制限があったり。
叶えられない望みの方が多いかもしれません。
それでも私たちは満足や幸福、生きがいを求めて、望みを叶えようとします。
そこで重要になるのは、その「望み」が本当に叶えたいものであるかどうか。
叶えたとしても「満足できない、幸せになれない」望み(欲望)も多々あるものです。
特に「ほしい」望みで言えるのですが、「ほしくて買ったけど、必要なかった」ということがよくあると思います。
そうならないためにも、望みを整理しなければなりません。
下の図を見て下さい。
これが「望みの種類」のあるべき形だと思います。
まず、自分の「なりたい」望み、理想の姿を思い浮かべます。
その「なりたい」姿になるために、何を「したい」と思うのか、何をするべきなのか。
そして「したい」ことをするために、もしくは「なりたい」姿になるために、何が「ほしい」のか、何が必要なのか。
このように考えていくと、自分の望みがスッキリするのではないでしょうか。
ただ厄介なことに、「なりたい」望みが一つではない場合があります。
むしろ、一つでないことの方が多いかもしれません。
だから人々は迷い、思い悩んでしまうのでしょう。
これについてはまた別の機会に。
次回は「望みの過程」について書きます。