田崎史乃の雑記帳

こんにちは「田崎史乃」です。とりあえず何か書きます。

父と私

つまり私は、父から脱却できそうだということか。

ん? あ、いや、こっちの話。

 

ブログを書く前に考え事をしていて。

どうも父と私との考え方が合わないこと。

誰もが通る道なのかな。

仲が悪いわけではないのだけど。

ふとした瞬間に出てくる父の言葉に、疑問を感じることがある。

今回のは、特に気に障った。

 

テレビを見ているときだった。

その番組は、一般の人がカラオケを歌って、100点満点を目指すというもの。

一般の参加者の一人に、カラオケが好きすぎてカラオケ店で働いている男性がいた。

ぽっちゃりで汗っかき。

明るい雰囲気で、悪くない印象だが。

彼を見て、私の父は「ちょっと変わってるな」と言った。

私は「ん?」と思った。

確かに、カラオケにマイマイクを6本も持っていくのは普通ではない。

しかし私は、本当にカラオケが好きなのだろう、と思い、そのまま父に言い返した。

すると、父はこう言った。

「いや、変わってるよ。まともな仕事してないし」

また私は「ん?」と思った。

「カラオケ店で働くのは、まともな仕事じゃないの?」

と聞き返すと、父は何気なく、

「誰でもできる仕事は、まともな仕事じゃないと思ってる」

うそでしょ? 驚きしかなかった。

 

「誰でもできる仕事は、まともな仕事ではない」という父の考え。

私の頭の中をぐるぐると回りだす。

誰でもできる仕事は、まともではない?

カラオケ店の仕事は、まともではないのか?

いやいや、十分まともだろう。

彼らのおかげで私たちはカラオケを楽しめるのだから。

ではなぜ、父は「まともな仕事ではない」と言った?

・・・・・・

 

その場で議論したかったが、テレビが優先だった。

家族同士でそういう話はできた例がない。

話したとしても途中で横道に逸れて、消化不良のまま忘れられる。

そして私だけが、こうしてひとりで考えることになる。

別にいいけどさ。

 

父のことは尊敬している。

しかし、認められない部分もあるのも確か。

その一部を正していただきたい。

そう思うのは、私のわがままだろうか。

 

家族だから言いたいことがある。

家族だけど言えないこともある。

きっと、ずっと長く、一緒に過ごしてきたせい。

だから私は、自立しなければならない。



一人暮らしできるようになりたい。